日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

コラム『カシオペイア』(アーカイブ)

コラム『カシオペイア』(アーカイブ)第19号
家族でスタンドバイミー
桜井義維英

2020.8.21

今回も、新しいキャンプのご提案です。

移動はすべて歩きです。
注文を受けたご家族の自宅から、又は所定の駅から、歩いて2泊3日のコースを作成します。

必要なものは、すべて家族で背負って歩きます。
食料も事前に購入してもらいます。
メニューはこちらで作り、材料表を付けます。
ご家族は、送られてきたリュックサックと備品、個人の装備表と食材料表に沿って買い出しをしたり、準備をします。
もちろんご家族全員で、準備してもらいます。
準備が整ったら、出発地点から、いよいよ歩き出します。

この「家族でスタンドバイミー」は、プログラムが用意されているのではなく、
家族でハプニングを楽しみ、苦労を共にし、喜びや楽しさを共にすることが、大きな目的となるでしょう。
今までのキャンプよりも、事前の準備はずっと大変でしょう。荷物を自分で担いで歩くのですから、どうやって軽くするかとか、だれが何を背負うかを、家族でいろいろ話さなければいけません。
そう。準備の時点で、今まで以上にドキドキが止まらないのです。
しかしこのように、みんなで考え、準備し、実行することで、子どもは大きく成長するでしょうし、家族のきずなは深まるでしょう。

裏方の私たちは、家族で準備をしている段階で、わからないことがあれば、電話などで相談に乗ることにします。
宿泊地であるキャンプ場には、事前に連絡を取り、予約をしておきます。
もちろんキャンプ場スタッフにもよく話をして、ケアしてもらえるように手配をしておきます。
必要ならば、スタッフがキャンプ場スタッフに紛れ込んでもいいでしょう。
もっと必要ならば、歩いている行程中も付かず離れず、車や、ハイカーのふりをして、伴走してもよいでしょう。
もうひとつの方法としては、出発地点でスタッフが現れ、それほど遠くないところにいつもスタンバイしているので、何かあったら連絡くださいと言っておくのもいいかもしれません。
このように、十分にケアしながら、家族がいろいろな体験をしていくキャンプ、「家族でスタンドバイミー」いかがでしょうか?

また、このスタッフの参加者フォローの方法は、先号の「ひとりで活動するキャンプ」や先々号の「記念のファミリーキャンプ」などでも、同じように行うといいのではないかと考えています。

2020年8月13日記
桜井義維英

コメント

コメントはまだ投稿されていません

コメントを投稿する