コラム『カシオペイア』(アーカイブ)第3号
髪がだいぶ伸びました
桜井義維英
2020.4.21
今、髪の毛がとっても伸びています。それは、決してコロナウイルスの関係ではないのですが。
先日、食事の支度をしていて、開けたままにしていた吊戸棚の扉に頭をぶつけ、切ってしまいました。
その頭の傷が治らないと、床屋に行けないという訳でした。
というわけで、相当に髪が伸びて、髪を洗うのに手間がかかるようになりました。
私は、髪を固形石鹸で洗っています。
シャンプーもリンスも使いません。それらを使うのは、温泉に備え付けのものがある時ぐらいでしょうか。
その固形石鹸で髪を洗っていて、ふと思い出しました。
以前もどこかの原稿に書いたと思うのですが、再度ここに書かせていただきます。
シャンプーやリンスをお使いになる方を非難するわけではありません。
ただ、少し考えました。
固形石鹸は3個で200円ぐらいです。
まあ、1個70円弱です。そして、1カ月以上持ちます。こんな風に髪が長いと、1カ月ですかね。
シャンプーをお使いの方は、どんな感じでしょうか?
髪が長いか短いかで、やはりずいぶん違うでしょうが、仮に1ヶ月としましょう。
シャンプー、リンスは各々1本700円としましょう。
例えば社会人になってからだとすると、21歳からですから、私だと、42年間使ってきたわけです。
固形石鹸だと、70円×12ヶ月×42年間で35,280円です。
シャンプーとリンスを使ったとすると、
700円×12ヶ月×42年間×シャンプーとリンスの2本で、705,600円です。
その差額、670,320円です。
結構な額ですね。
もし、ちょっと高級なシャンプーやリンスを使ったとしたら、100万円近くを使うことになります。
私は、固形石鹸でも、そんなに髪が痛むとか、汚いという感じはありません。
これは、ひとつの例です。
私たちは、何が必要で、何が必要でないか。それをよく見極めることで、必要以上にお金を稼がなくてもいい生活ができるのではないでしょうか?
今皆さんが当たり前、なくてはならないと思うものも、ちょっと考え方や、見方を変えると、もしかしたら必要のないものなのかもしれないと思います。考えてみてください。
桜井義維英