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未定稿小説『奥山村物語』

未定稿小説『奥山村物語』50

2020.11.4

さて、10時の茶が終わり、再び田植えの再開です。

相変わらず、おそるおそるの田植えが続きました。

しかしどうにか、こうにか、田植えは終わりました。


下の谷川で足を洗い、学校に戻ります。

そして身支度を整えて、少し遅めのお昼ご飯に、頼んでおいたお弁当を食べて、帰路につきました。

帰りの列車はさすがに、みんなぐったりして、大半の子供たちが眠っています。

さすがに川に足をつけたので、疲れが出たのでしょう。

福田さんも睡魔に襲われ、うとうとしていました。

千代田市社会教育会館についた時は、もうみんな足を引きづるように歩いていました。

しかし、なんとかかんとか階段を登り、ホールにたどり着きました。

「みんなよく頑張りましたね。秋には、稲刈りをしましょうね。」

と、挨拶をして、解散をしました。

みんな、いつになく静かに階段を下りていきました。


スタッフのミーティングが始まっても、みんな元気が出ません。

相当疲れてしまったようです。

反省会が終わって、ノートを書き出しても、こっくりこっくりと船をこぐものも少なくありません。

福田さんは仕方なく、みんなに

「ノートは明日中に書いて、私のところにまとめて送ってください。」と、言って、今日は解散することにしました。

みんなも眠たげに、解散しました。


しかし、翌々日、ノートを送ってきたのは5人のうち、3人でした。

福野君と大山君からは届きません。福田さんは電話しました。福野君も、大山君もすぐに出しますという返事でしたが…大山君は翌日に届き、福野君は翌々日になりました。

保護者の方にお送りするのは結局1週間近く後になってしまいました。

福田さんは、やはり、つらくても頑張って、その日に書かないといけないなと、痛感したのでした。


田植えという大きなイベントを終えたとは言え、すぐに、夏のキャンプのミーティングが待っていました。

夏のキャンプのチームが、田植えが終わるのを手ぐすね引いて待っていました。

翌々日の夜には、福田さんを交えて、ミーティングが開催されました。


平野君と谷口君が大車輪の活躍で、下準備は整っていました。

ミーティングも平野君が取り仕切ってくれます。

Aチームは夏休みが始まってすぐに開催することになっていました。

Bチームはお盆前に開催と、日程まで決まっていました。

各チームがキャンプの内容を福田さんに報告します。