日本キャンプミーティングで、ポスター発表を行ってきました!
2024.11.30
ひとり親家庭支援事業における研究プロジェクト
-持続可能な普及と発展のために-
○徳田真彦(大阪体育大学)、〇原田順一(一般社団法人日本アウトドアネットワーク)、吉松梓(明治大学)、向後佑香(筑波技術大学)
一般社団法人日本アウトドアネットワーク(以下、JON)は2021年度より、ひとり親家庭に対して、自然体験プログラムへの参加費援助やウェアギアのレンタルなどを行う「ひとり親家庭支援事業(以下、SPS事業)」を実施している。2023年度には、延べ126名の幼児・児童や保護者が参加し、参加者および保護者の感想からは高い満足度と継続的な実施が望まれている。継続的かつ発展的な運営には、公的機関や民間企業などと協働していくことが望まれるが、そのためには当該事業を始めとする、ひとり親家庭に対する自然体験活動の有用性をエビデンスベースで示していく必要があるだろう。
そのような背景から、JONが実施している「SPS事業」を取り上げ、①ひとり親家庭を対象とした自然体験活動の効果を参加者および保護者の両面から明らかにする。②事業運営者や参加家庭・不参加家庭の保護者へ支援事業に関する実態・ニーズ調査を行い、参加する障壁となる課題を明らかにするとともに、その解決策を検討するための研究プロジェクトを2022年度より始動した。
本発表では、プロジェクトの進捗状況や民学が連携して研究活動を行うためのポイントなどを発表する予定である。
当日は多くの参加者が発表を聞きに来てくれました。
やっぱり対面で熱量を感じながら話ができるのは嬉しいですね。
また、プロジェクトメンバーと共に、しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石さんとひとり親家庭の支援に関してどのような点に気を付けているのか、これからどうしていけばよいか、などについてディスカッションをさせていただきました。その中で、しんぐるまざあず・ふぉーらむが行う「冬季就労調査」で自然体験活動に関する質問も入れていただけることになりました。これから、急ピッチで項目検討です。がんばります!