日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

プロジェクトミーティングと研修

2022.12.30

 あっという間に12月ですね。大学では卒業研究提出のシーズンのため、日々学生と論文提出、修正、再提出の格闘が繰り広げられています。実はこのブログの更新も、論文に気を取られて抜けてしまっていました(汗)。
 さて、1年の節目に、「去年何をしていたかな~」とふとブログを見返すと「大学院に進みたい」というゼミ生の話をしていましたね。その学生がその後どうなったかと言うと、実はその年度の大学院試験には落ちてしまったのですが、今年度の受験で見事合格し、来年度から大学院生活をスタートさせます(現在は研究生)。
「自分が何をしてきたのか」、「何をしているのか」と考える間もなく過ぎていきますが、時にはこうして振り返って、自分のしてきたこと、を認知し、これからに向けてマインドセットをすることも重要ですね。

 さて、12月は現在連携PJとして進めている「SPS研究プロジェクト」のミーティングを実施しました。ミーティングでは、2022年夏季パイロット調査の分析について、プロジェクトスケジュール、SPS報告会での報告内容について確認を行いました。夏季パイロット調査については、特定非営利活動法人湘南自然学校の協力もあり、多くの回答が集まりました。1月には調査結果の速報が共有できるかと思いますので、改めて報告をさせて頂きます。また、SPS事業報告会については、「企業と自然学校との連携プロジェクト」が詳細を記載していますが、1月25日(水)13:00-15:00にオンラインで実施されます。今回実施した研究の結果や今後の研究計画について報告をしますので、ぜひ興味のある方はご参加ください。

【第2回ひとり親家庭支援事業報告会】
日 時: 2023年1月25日(水)13:00~15:00
会 場: オンライン(Zoomミーティング使用。後日IDなどをお知らせいたします。)
参加費: 無料
参加申し込み:forms.gle
詳細は、企業と自然学校との連携プロジェクトのブログまで。

引き続き、SPS研究プロジェクトを進めていきたいと思いますので、ぜひご興味のある方はご連絡ください。

 また、このような動きや繋がりから、「公益社団法人日本環境教育フォーラム」と大阪体育大学野外活動部が協働して、1月末に「ひとり親家庭の児童」を対象とした、1泊2日のキャンプを大阪にて実施する事となりました。私も勉強不足であることもあり、キャンプ実施までにキャンプそのものに関する事や、ひとり親家庭といった対象者理解のために、3回の研修を設けることとしました。
 第1回:加藤超大氏(日本環境教育フォーラム事務局長)「公益財団法人日本環境教育フォーラムとは」
 第2回:原田順一氏(特定非営利活動法人湘南自然学校、JON事務局長)「SPS(ひとり親家庭支援)事業とは」
 第3回:吉松梓氏(明治大学)「ひとり親家庭の児童を対象に実施したにじっこキャンプについて」
 スペシャルゲストによる研修はとても贅沢で、勉強になる時間となりました。学生と一緒になって学ばせて頂きました。研修を活かして、ぜひ1月のキャンプをより良いキャンプにしたいと思います。こちらについても、またご報告をさせて頂きます。
 このプロジェクトを通して、本当に様々な方々と繋がり、少しずつ形になっていった2022年でした。2023年はそれぞれの繋がりから成果をしっかりと出し、それが持続可能な形で実施していけるようなシステム作りに注力していきたいと思います。今年も大変お世話になりました!