日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

第26回日本キャンプミーティングへのエントリー

2022.9.18

 研究提言PJ9月のブログです。9月も中旬となり、7月8月の繁忙期から一息ついた頃になるでしょうか。まだまだシーズンが終わらないという方は引き続き頑張ってください!かく言う私ももうひと踏ん張りです。そして今週から授業が始まります。夏休みはいずこへ~。
 さて、題名にもあるように、現在「自然学校と企業との連携プロジェクト」と行っている、連携PJについて、2022年11月26日(土)、27日(日)東京農業大学にて行われる、第26回日本キャンプミーティングにて「実践報告」を行う事にしました。

【日本キャンプミーティングとは】以下、日本キャンプ協会より
日本キャンプミーティングは、国内外のキャンプの実践発表や研究発表を通じて、参加者同士が交流し、情報交換を行い、それにより新しい知見とネットワークを提供する「キャンプについて語り合える場」として1996年に始まった事業です。
現在は実践例や研究成果の発表の場の側面も大切にしつつ、より広い意味で、組織キャンプについての有益な情報を得ることができる場、そして新しい繋がりを作ることのできる場という側面も広げていっているところです。
詳細はHPをご覧ください。
https://camping.or.jp/campmeeting-in-japan

今回、「実践発表」として以下の内容について発表をしたいと思っています。
題名:「ひとり親家庭支援事業における研究活動について」
研究者名:徳田真彦(大阪体育大学)、原田順一(特定非営利活動法人湘南自然学校)、吉松梓(明治大学)、
向後佑香(筑波技術大学)
要旨:平成25年「子どもの貧困対策に関する法律」が成立し、様々な支援が行われているが、未だ貧困問題は日本において急務な社会問題となっている。そのような中で、日本アウトドアネットワークは、『「裕福な家庭の子どもたち」に自然体験が豊富に提供され、豊かな心を持った子どもたちが育って行く一方、様々な理由で貧困を余儀なくされている家庭の子どもたちにはなかなか自然体験を行う余裕がない。』として、目の前の子どもたちに起こっている体験格差を、できる事から改善していきたいという想いから、2021年度に「ひとり親家庭支援事業(SPS事業)」始動した。ひとり親家庭支援事業の継続的かつ発展的な運営には、公的機関や民間企業などと連携し取り組んでいくことが考えられるが、そのためには当該事業を始めとする、ひとり親家庭に対する自然体験活動の有用性をエビデンスベースで証明する必要があるだろう。そこで現在、民間の職員および大学教員が共同し研究活動に取り組んでいる。本発表では現在の活動の紹介や進捗について発表を行いたい。


私たちの発表のほかにも、多くの実践発表や、「研究発表」が行われる予定です。ぜひ興味がある方は、会場でお会いしましょう!また、今年度はハイブリッドで開催されるようで、オンラインでも参加することが可能です。東京まで行くのは難しい、時間的に参加できるかわからないという人はオンライン申し込みをされてはどうでしょうか。

こういった場で、実践者と研究者が出会い、繋がることが「実践×研究」の第1歩なのだと思います。

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!