日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

連携プロジェクト調査開始!

2021.7.30

 研究提言プロジェクト第4回のブログになります。前回は「連携プロジェクト始動」という話をしましたが、今回はそのプロジェクトの進捗報告をしたいと思います。我々も手探りの状態で進んでいますので、ぜひ読者の皆様にアドバイス等頂きながら、より良いプロジェクト進行を目指したいと思います。気軽にご連絡ください。
 さて、さっそく進捗報告ですが、タイトルにある通り連携プロジェクトの調査が開始されました。「NPO法人湘南自然学校」にご協力をいただき、連携プロジェクトの調査2本柱のうちの1本、「自然学校への参加者、指導者のギア、ウェアの実態調査」を実施させていただいています。この調査では、
 1)参加者に必要なギア、ウェアの特性(価格、機能性、デザイン性など)
 2)参加者(保護者)のニーズの把握
 3)指導者(職員)に必要なギア、ウェアの特性(価格、機能性、デザイン性など)
 4)指導者(職員)のニーズの把握
を明らかにすることを目的としています。今夏湘南自然学校のキャンプ事業に参加している子供たちの保護者に対してアンケートを実施し、以下の調査項目を聞いています。
① 保護者、お子さんの特性
 1) お子様との関係
 2) 子供の学校段階
 3) 性別
 4) 湘南自然学校のキャンプ事業以外に、日常生活でキャンプ活動(日帰りを含む)や自然に触れる機会はどの程度ありますか。
 5) 具体的に年間何日程度ありますか。おおよそで良いのでお答えください。
 6) 「アウトドア」と言えば、最初にどんなブランドやメーカーを思い浮かべますか。
 7) では、その名前から何を思い浮かべますか。どのようなことでも結構ですので、3つまであげてください。
 8) お子様を湘南自然学校のキャンプ事業に参加させている理由をお聞かせください。
② お子様のキャンプウェア、ギアについて
 1) キャンプに参加させる際のウェア(服)で、下記事項をどの程度重要視しますか。(価格が安い、機能性、ファッション性、ブランド名、日常でも使える汎用性)
 2) 上記のほか、重要視することがあれば教えてください。
 3) キャンプに参加させる際のウェア(服)でアウトドアブランドのものをお持ちであれば、そのブランド名とウェア名をご記入ください。
 4) キャンプに参加させる際のウェアについて何か要望や困っていることがあればご記入ください。
 5) キャンプに参加させる際に用意するギア(道具)で苦労するものはありますか(服、雨具、帽子、リュックサック、靴、ラッシュガード、ウォーターシューズ、ヘッドランプ、軍手、生活用品、虫よけグッズ、その他)
 6) 上記を選んだ理由をお聞かせください。
 7) キャンプに参加させる際のギア(道具)ついて何か要望や困っていることがあればご記入ください。
③ キャンプ活動全般について
 1) キャンプをより良く楽しむために必要な事や、要望、お困りごとがあればご記入ください。
 以上の調査の結果をもとに、保護者のニーズや困りごとを明らかにし、今後民間企業やアウトドアメーカーに対してアプローチをする根拠資料としていきたいと考えています。一方で、調査項目を作成しつつ気づいたことがあるのですが、アウトドアメーカーばかりに目を向けがちでしたが、例えば虫よけスプレーやムヒなど、キャンプに参加する子どもたちはほぼ全員がもってきます。そう考えると、虫よけ関連の企業の利益にいったいどれほど貢献しているでしょうか。もしかすると、アウトドアメーカーという固定観念にとらわれることなく、広く柔軟な視野で「キャンプ」を見つめることで、様々な発展的な可能性が転がっているかもしれませんね。ただいま戦略を練っている最中です。
 また、現在同時進行で、アウトドアメーカーの洗い出しを行っています。こちらの内容については、次回のブログでの進捗共有となりますが、洗い出しを行うだけでも、自分の知らないアウトドアメーカーを知ることや、知っているメーカーをさらに深くしれたりととても楽しいです。今後の進捗報告も楽しみにしてくれたらと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。