日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

10月はいっぱい動きました。

2022.10.31

 研究提言プロジェクト10月のブログです。毎度ブログの書き出しで書いているような気がしますが、あっという間に10月ですね~。本日は10月31日、なんと今年も残り2カ月となりました。何故か妙に焦ってしまう今日この頃ですが、落ち着いて、目の前にあることを一つ一つクリアしていきたいと思います。
 さて、9月、10月は「研究」をキーワードに様々な動きがありました。

① マツダ財団研究助成の採択
 7月のブログでお伝えしていましたが、現在研究PJにて取り組んでいる、「SPS研究」を、マツダ財団研究助成に申請していました。そしてこの度、大変光栄なことに、「採択」頂けることとなりました。今回、採択頂いたのは、本研究のほか、以下4つの研究がありました。29件中5件の採択だったようです。先日、採択者の顔合わせが実施されましたが、どのテーマも「社会課題の解決」が主軸なので、意見交換の中でも互いに協力できそうなことがあり、新たな研究アイデアもありました。
【採択された研究】
「ヤングケアラーが生まれるメカニズムと支援策に関する研究」(宮本恭子氏:島根大学)
「対話からうまれる若者たちの居場所と自分らしい将来のあり方」(山本真実氏:浜松医科大学)
「豪雨災害時に外国籍住民を情報弱者にしないための市民参加型防災学習実践~LEGOを用いた対話活動と共助力向上に着目して~」(小口悠紀子氏:広島大学)
「社会の『あるべき生き方』に沿えない若者のひきこもりと、アイデンティティの再構築による回復」(日原尚吾氏:松山大学)
現在プロジェクトメンバーでは、今後の計画を話しつつ、11月26日(土)、27日(日)に開催される「日本キャンプミーティング」での実践発表に向けて、準備を進めています。興味のある方は、現地参加、オンライン参加ありますので、ぜひご参加ください!
  日本キャンプミーティング参加申し込み
  https://26thcmj.peatix.com/
  詳細
  https://camping.or.jp/campmeeting-in-japan/26thcmj

② 幹事白井さんとの共同研究が野外教育学会にて若手優秀発表賞を受賞
 現在、「南房総学研究プロジェクト」が立ち上がっており、「南房総市の自然資源を活かした自然体験活動が、参加者の南房総市への地域愛着、ソーシャル・キャピタル、行動意図の醸成に効果的であるか検証する」ことを目的に進めています。現在、富山学園、大房岬自然の家、大阪体育大学徳田研究室、鹿屋体育大学棟田研究室が連携しプロジェクトに取り組み、10月1日(土)、2日(日)の2日間で行われた、野外教育学会第26回大会にて、私たちが行った研究発表に「若手優秀発表賞」を頂きました。自然体験活動を「地域愛着」という新たな観点から分析したことが評価されたようです。本プロジェクトでは実践現場と研究者がコラボレーティブに動いていますが、実践×研究が体現されるよう、互いの理解と尊敬を忘れず、プロジェクトを進めていきたいと思います!

③ 岡山県「FORESTRAIL HIRUZEN-SHINJO」での調査
 6月のブログにて紹介しましたが、10月15日(土)に FORESTRAIL HIRUZEN-SHINJOというトレイルランニングの大会が開催されました。今回私は、トレイルランナーの環境保護意識についての調査を実施しました。なぜそのような調査を実施したのかと言うと、この大会のコンセプトが「走る人が増えるほど、トレイルランに関わる人が増えるほど、蒜山・新庄の自然が豊かになっていく未来を創る」であるからです。調査がどのように関わるのかという詳細については、今後機会があったらお伝えしますが、とても素敵なコンセプトだと思いませんか。自然を使った活動は大小あれど、少なからず自然にダメージを残してしまいます。今日のアウトドアブームもありますが、自然を活用したレジャーやスポーツ(競技含)を持続可能にしていくためには、その矛盾を解決するような仕掛けが必要です。FORESTRAILEがどのような取り組みをしているか気になる人は、来年ぜひランナーとして参加しましょう!研究結果についてもこうご期待!

フォレストレイル動画

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さぁ、11月も頑張ります!