日本キャンプミーティングおよび日本野外教育学会大会のお誘い

　研究提言プロジェクト第5回目のブログになります。前回は「連携プロジェクト調査開始！」の報告をしました。前回のブログの最後には、アウトドアメーカーの洗い出しについての内容も触れ、今回のブログにて紹介できたらと思いましたが、少しタイムリーなお話しをと思い、「日本キャンプミーティングおよび日本野外教育学会大会のお誘い」というテーマでお話しをしたいと思います。
　まず皆さん、公益社団法人日本キャンプ協会、日本野外教育学会を知っていますか。

「公益社団法人日本キャンプ協会」https://camping.or.jp/
キャンプは自然の中での共同生活を基本とする活動です。そこには体験を通じた、人生に必要なたくさんの学びがあります。よいキャンプは、訓練された指導者によって周到に準備された学びの社会であり、成長の場であると、私たちは信じています。公益社団法人日本キャンプ協会は、キャンプの人間形成に与える効果に注目し、キャンプの普及とキャンプ指導者の育成を進めています。

「日本野外教育学会」https://joes.gr.jp/
野外教育を学際領域として位置づけ「自然・人・体験」の3つのキーワードを柱とします。野外活動、自然体験、冒険教育、環境教育、森林・林業教育、博物学、自然解説、自然保護、自然療法、自然公園、自然を活用した観光や地域振興等に携わる実践者・研究者で構成されています。この学会の役割と会員の特性を十分に配慮し、学術団体としてのアカデミズムの追求と共に、実践的事業やプログラムの開発を行ない、会員相互の交流・意見交換の場としての発展などにも力を入れて、会の運営を進めてまいります。
　団体の詳細はぜひ各HPをご覧ください。

　今日にいたるまで野外活動・野外教育の発展に寄与し続けている団体です。どちらの団体も、野外をフィールドとして活動する、民間企業、個人事業主、自然学校、大学、など様々な団体の人々が所属しています。そして、どちらの団体も、全国の人々の活動を共有する場、繋がりを持てる場を提供しています。それが、日本キャンプ協会は「キャンプミーティング」であり、日本野外教育学会は「学会大会」です。そこでは、個人や団体が行っている、実践事例の報告や研究活動の発表が行われています。その他、著名な方のシンポジウムやワークショップなども行われます。実践に活きる有益な情報を得ることができたり、なかなか繋がることのない業種や人々と関われる非常に貴重な機会となります。まさに、本プロジェクトが目指す「実践と研究の融合」が体現される現場となっています。
　しかしながら、近年参加者が減っていたり、学会大会には実践現場の人々がなかなか参加していない傾向がみられています。これはこれからの未来を歩むためには解決しなければならない課題であると強く思います。野外活動、野外教育をより良く発展させていくには、実践と研究の両輪で動くことは必須です。今一度、実践者と研究者が歩み寄って、互いの想いや考えを共有し合う機会が必要だと思うのです。そのために互いが関心を持って、なれ合いではなく刺激し合う関係、尊敬し合う関係になるには、やはりコミュニケーションが必要だと思います。そして、上記のような機会がその大切な機会だと思います。もしそういった繋がりの中で、具体的な連携が見られるようになっていくと最高ですよね。私は大学教員として働いていますが、実践現場の人々と連携し、何かをやり遂げた時、一緒に本当においしいお酒を飲みたいなぁと心から思います。

　さて、話がズレてしまったので戻しますが、今年度もキャンプミーティング、学会大会が開催されます。どちらもオンラインでの開催ですので、感染リスクなく気軽に参加できます。そして実は、現在進めている連携プロジェクトにて、「実践報告」にエントリーしました。もし皆様も発表したい事があれば、ぜひエントリーしてください。やりたいけど、やり方がわからないなぁという方は、サポートしますので、ぜひご連絡を頂けたらと思います。

日本キャンプ協会「第25回日本キャンプミーティング」
日時：9月20日(月)9:30-17:00
開催形態：オンライン(Zoom)
https://camping.or.jp/campmeeting-in-japan/25thcmj

日本野外教育学会「第24回日本野外教育学会大会」
日時：11月6日-7日
開催形態：オンライン(予定)
http://24th-meiji.joes.gr.jp/
※現在調整中ですので、随時情報を確認してください。

ぜひ、各イベントでお会いしましょう！

徳田真彦(大阪体育大学)