日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

コラボレーティブな活動から繋がる縁

2023.2.28

 2月は、これまでコラボレーティブに動いてきた中で、それらの繋がりから貴重な経験をする機会がありました。

 一つは、「スポーツ産業学会リサーチカンファレンス」です。
これは、スポーツ産業学会が主催する学術シンポジウムで、テーマは「スポーツ×産業×教育」でしたが、これまで民間事業者と研究者が協働して動いていくことを意識的に取り組んでいたことから、お声掛け頂き登壇することとなりました。
これも走林社中をはじめ、民間事業者と様々な取り組みを行ってきた結果かと思います。
シンポジウムのテーマが面白く、バーチャルとリアルなスポーツ、産業、教育ということで、
バーチャル側としてe-sportsの普及や教育を行っている、ブロードメディア株式会社代表取締役の橋本太郎氏が登壇され、私はリアル側ということで野外教育の専門として登壇しました。
様々な話をする中で、一番面白い気づきだったのが、バーチャル、リアルそれぞれに特徴的な教育力があるにしろ、育みたい人材(教育の本質)は同じだということです。
なかなかうまく言い表せないですが、ぜひ本件またお話したいなぁと思うことです。

 もう一つが、「環境教育関東ミーティング」です。

 こちらは、現在走林社中で共に幹事を行っている、白井健さんのお声がけにより、登壇することとなりました。

 走林社中とは別軸での動きとなりますが、走林社中での白井さんとの出会いをきっかけに、現在南房総市教育委員会、大房岬自然の家と協働して研究活動を行っています。その内容の発表でしたが、多くの参加者が実践現場と研究現場の協働を望みながらも、なかなか実現できない悩み、どこに話をしたらよいのかなどのコメントを頂きました。逆に私からは、研究者としての想いや状況などの話しをさせて頂き、まずは「相互理解」をするためのコミュニケーションが重要であることを再認識しました。互いに繋がるきっかけは、メールをする、声をかける、知り合いのつて、そんな些細なきっかけで良いと思います。まずは、協働をしたいと思ったその熱い気持ちを発信することがその後の大きなムーブメントになるのではないかと感じています。ぜひ繋がりを持ちたい、そんな気持ちがある人は、この走林社中も一つのきっかけかと思いますので、気軽にご連絡ください。