日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

夏期調査の進捗報告

2023.8.29

8月に入り、SPSに対応する事業も数多く実施されています。現場も繁忙期を迎えキャンプの日々を送っていることと思います。

キャンプが実施されていると同時に、調査への回答も続々と集まっています。
ご協力頂いている団体、保護者の皆様本当にありがとうございます。
まだデータ分析は行えていませんが、キャンプ事業に関する嬉しい声をいくつか紹介したいと思います。


「まったく乗り気ではなかった息子ですが、ガイドして下さった○○のご夫婦がとても親切で子供の気持ちに寄り添って丁寧に対応していただいたお陰で、親子で楽しむことができました。とてもありがたい企画に感謝致します。ありがとうございました。」


「キャンプが大好きな娘は自ら名札に「こどもスタッフ」と勝手に書き込み、進んで知らない家庭のサポートをしておりました。想像を越える積極性や根性に驚くと共に自分の枠で子育てを考えすぎていたなと考えるきっかけになりました。また、一人親家庭の親御さんとの懇親会は貴重なお話ばかりで、記憶に残る濃厚な時間を過ごすことができました。」


「こどもはあと5泊くらいしたかったと言って帰り道で泣いていました。ありがとうございました。」


「キャンプに行きたい!と自分から言って参加しましたが、夜になるとホームシックで泣いていたようです。そんな体験も、子どもをひと回り成長させてくれるものだと思うので、どんどん参加し、たくさんと友だちと出会う機会を作ってあげたいと思いました。」


「5回目の参加ですが、今回も全力で楽しめたようです。初対面の方ばかりの中で切磋琢磨し活動することは、本人の成長と力になっていると思います。体力面や金銭面が許せば、毎月参加させたいくらいです。」


「兄妹で参加しました。普段は兄が妹にちょっかいを出して泣かせたり、意地悪して泣かせたり、優しくないので怒ることが多いです。が、キャンプから帰宅時、妹の水筒がなく困っていたら、自分のをあげていたのをみて、あー、と感激しました。翌日からいつも通りに戻っていましたが…キャンプ中、班が別れたことで、兄妹という関係を大切に感じてくれたかなぁ、と思います。」


なんだか、これだけでもキャンプの力を感じますよね。
もうすぐ9月ですが、まだまだキャンプは続きます。
この業界が持続可能的に運営され、より良く発展する一助となれるよう研究を進めていきたいと思います。