日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅴ 研究提言

「理論×実践」、より良い社会を目指すために必要であるキーワードであると認識しながらも、未だその融合がなされていないように感じています。「社会に役立つ研究」を問い続けながら、「理論×実践」の融合を体現できるよう進めていきます。

SPS研究の進捗報告(事業運営者へのインタビューと返礼品)

2024.2.19

 1月住ぬる2月逃げる3月去るとはよく言ったもので、1月はあっという間で、もうすでに2月も中旬です…。皆さんもウィンターシーズンで、スキーキャンプなどでお忙しいことと思います。私は、1月は卒業研究発表会、2月はスキー実習といった中で過ごしています。皆さんもお身体気を付けて、元気に過ごしていきましょう!
 さて、SPS研究の進捗ですが、今月は引き続き論文執筆に向けた動きと、新たに「課題2」として、事業運営者へのインタビュー調査を予定しています。

【課題2:ひとり親家庭支援事業におけるニーズ調査】(主担当:徳田、原田)
 ・調査対象:ひとり親家庭支援事業の事業運営者および参加家庭の保護者
 ・調査内容:運営に関わる内容(実施する時期、参加形態、プログラム内容の要望等)に関する調査
 ・調査方法:インタビュー調査
 ・調査回数:支援事業終了後(随時開催団体および保護者へ調査を実施する)
 ・分析方法:事業へのニーズおよび運営上の課題(単純集計およびKJ法)
 参加者への効果を明らかにすると同時に、「普及に向けてどうすればよいのか」を検討していくこととなります。先月のブログにも記載しましたが、一つの研究では微々たることしかわからず、それが学術誌やHPなどで公表されても、ほとんどの人にはリーチしません。しかし、予めそのエビデンスをどのように活用していくのかを見立て、効果的に活用していくことができれば、より良く普及していく可能性があると思っています。今回は、事業そのものの改善にも役立てていくと同時に、「課題①」で明らかになったエビデンスを今後どのように活用していくと良いのかを考えるための調査と言ってもよいでしょう。
SPS事業運営者からの生の声をお聞きできるので、とても楽しみです。

 一方、夏季調査に実施した調査の「返礼品」対応も行いました。事業運営者の皆様には最終的な返礼品の郵送作業をご協力頂き誠にありがとうございました。しんぐるまざあず・ふぉーらむ代表の赤石さんとのミーティングを通して、絵本を返礼品として設定し、我々の業界らしく「はじめてのキャンプ」を用意しました。ぜひお手元に届いた皆様には楽しく読んでほしいと思っています。調査協力者や事業運営者はもちろん、多くの人々のご協力の上で成り立っているこの研究プロジェクトをどうにか現場の皆様に還元できるように邁進したいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。