第405号 『暮らし方をバージョンアップします』
2025.1.1
あけましておめでとうございます。
皆さん、よいお正月をお迎えでしょうか?
先月は
四国お遍路の旅に行ってきました。
やっと27番の神峯寺(こうのみねじ)まで、回ることができました。
88か所のうちの27番ですから…まだ3分の1にも届いていないです。
まだまだですね。果たして元気に歩いて、結願することができるのでしょうか。
逆に考えれば、結願するために、歩き続けるために、元気でいないといけないと思うようになります。
そのために、散歩に励んだり、トレーニングをしたり、ストレッチをしたりと、健康に気を遣う暮らしをすることになっています。
そう考えると、このお遍路という野外活動は、自分の暮らし方を整えることになっていく活動なのですね。
今回のお遍路は5泊6日の旅でした。
一日目は夜行バスでしたので、宿は4泊、4か所で世話になりました。
道々、食事もしますし、宿にもお世話になるので、地域の経済にも寄与していることは間違いはありません。
また、計画をするのも、結構楽しいものです。
「ここまでは歩けるかな」とか、「宿はどこがいいかな」とか、楽しいです。
山に行くわけではありませんが、リュックサックやトレッキングポールや靴や雨具など、いろいろ買い求めたりもしています。
ありがたいことに、メーカーの方々も助けてくれます。
「あれを持って行ったらいいかな」とか、「これが必要かな」とかを考えるのも楽しいです。
と言うわけで、今は四国遍路が私にとって、優先順位第1位となっています。
ぼちぼち、業界の会議とか、研修とかは若い人に任せて、個人的なことを優先順位第1位にしても、お許しいただけるのではないかと思っています。
話しが変わりますが、春になると私も68歳になります。
終活にはまだ早いかもしれませんが、自然体験の仕事からは、だんだんと離れて、自分のために時間を使う暮らし方にしていけたらと考えるようになっています。
「そんな。まだまだ」と言われることがよくありますが、スポーツ選手がよく言うコメントがわかるようになってきています。
気力が萎えるというか、世の中のペースに合わせて頑張るのが、だんだんとつらくなっているように思います。
もちろん頑張れば、何とかなるかもしれませんが、そのような暮らし方は、不自然に思えてならないのです。
もう頑張らなくてもいいでしょう?
マイペースで暮らせる生き方に、ぼちぼちシフトしようというわけです。
この暮らし方は、もしかすると、とっても人らしい暮らし方なのかもしれないな~と思っています。
しかし、会議や研修といった仕事からは離れますが、自然体験からは離れないでいようと思っています。
以前書いていた奥山村物語もまだ未完成ですし、畑仕事をしながら自然体験のことをもう少し考えていきたいとも思っています。
畑仕事をしながらというより、畑仕事から自然体験のことを学び取っていくということでしょうか。
とはいえ、ゆっくりゆっくりと進めていけたらと思っています。
お遍路と一緒で、畑仕事をすることで体調を整えられたらいいなと思っています。
健康づくりの一端として。畑仕事ができたらいいでしょう。
そして、その畑仕事から、自然体験のことが学べたら、一石二鳥というわけです。
奥山村物語を書くのも、老化防止というか、認知症にならないように頑張ろうと思っています。
私は、68歳になって、やっとこんな暮らしに目覚めました。
しかし、この暮らし方は人として、とっても自然なのだと思います。
そんな暮らし方を、若い時からしたほうが、ずっと幸せだったかもしれないな~とも思います。
いえいえ、国際自然大学校を立ち上げて、いろいろな団体をお手伝いしてきた暮らしも、世の中のお役に立ったのではないかと思っています。
しかし、誰もがそんな暮らしをすることはないでしょう。
家族とともに、楽しく、幸せに暮らせることを考えてもいいのではないかな~と思うのです。