第404号 『トークリレー式講演会』って知ってますか?
2024.12.2
トークリレー式講演会
〜バトンで5縁(人、自然、地域、文化、未来)をつなげよう〜
と、言う講演会をご存じですか?
知らないですよね。
若い人たちが始めた、この講演会です。
これが結構面白い。
先日、運営委員の牧田さんにラジオでもお話ししていただきましたが、若い人たちが、自分でやってみたいと言い始めて、作り上げた講演会です。
人と、自然、地域、文化、未来という5つのキーワードで、話し手と話して、話し手と聞き手が結びつくことができればという思いのようです。
ここで面白いのは、話し手2人の縁です。
トークリレーというのは、まず、AさんとBさんの2人が進行役を含めて鼎談形式で講演会をします。
次の会にはBさんとCさんが鼎談形式でお話をするわけです。
次がCさんとDさんとつながっていくわけです。
最後はDさんとAさんの鼎談となります。
全部で11回続きます。
それぞれの出演者は、運営委員がお話を聞いてみたいと思う人で、その2人は名前は知っている程度の方々です。中には、一緒に仕事したことがあるという方もいるかもしれません。
そんな2人が、進行役の運営委員とお互いを触発しながら、いろいろな話をしていくのです。
運営委員いわく、業界の猛者の方々のお話を聞くということです。
今回11月12日をもって第7回を終えました。
あと4回あります。
ちょっと興味をお持ちいただけた方は、ぜひのぞいてみてください。
パンフレットのURLです。こちらからお申し込みもできます。
https://drive.google.com/file/d/1ckTZPPW4b8Gr6k-8J-StBrjuEWRSNgyr/view?usp=sharing
この講演会を運営している運営委員は、いくつかの団体の人が参画しています。
国際自然大学校の若い人はもちろんですが、千葉の南房総地域おこし協力隊、ワンパク大学、岩手の三陸駒舎、等々です。
こうやって、いろいろな団体の人が、一緒に仕事をするのはとってもいいことだと思うのです。
昔、KEEP協会の川嶋さん、現在は川嶋直事務所の川嶋さんですね。
彼が「お互いのことを知るには、一緒に仕事するのが一番だ」とおっしゃっていました。
その通りだと思います。
ちょっと「一緒に仕事をする」ということを考えてみたいのですが、一緒に仕事をするといっても2通りあるように思うのです。
ある団体がする事業に、スタッフとして招聘されて一緒に仕事をする。
それぞれの人が集まって、今回のように事業を作り上げていく。
この2通りです。
どちらもお互いのことはわかると思いますが、後者の方がよりいろいろなことが分かるのではないでしょうか?
役割分担にしても、仕事の進め方にしても、お互いのやり方を調整しながらしないといけないわけですから。
そして、このときに成長があるのではないでしょうか?
他の人の仕事ぶりを知ることができるし、自分が我慢しなくてはいけないこともある。
それが成長につながると思います。
また、今回のように、他の方と渉外交渉をすること等、それも大きな学びになると思います。
初回、手配がまずくて、出演講師にチェックを入れられて、涙したこともあったようです。
また進行をするために、出演講師2人と打ち合わせするのも良い勉強になると思います。
実際の講演会の時よりも、いろいろな話が聞けるでしょうから。
それに進行も、必死で考えるでしょうからね。
もちろんみんなが集まってするのは大切です。
しかし、そうやって集まることを考えると、どうしても東京でということになりがちですよね。
でも、集まるのは東京でなくていいと思うのです。
各地域、県とか、地域、例えば東北とか、例えば三陸とか、そんな地域で集まって話すといいのではないでしょうか。
全国の人と話するのは、逆に、オンラインで、頻繁にするのがいいのではないでしょうか?
コロナで手にいれた新しい技術ですよね。
もっともっと、若い人が、このような新しい技術を使い倒して、他流試合というか、他団体の人と協力して、事業をしてみてくれたらいいな~と思っています。