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コラム『雑記帳』

1983年国際自然大学校設立当初より発刊していた機関誌『OUTFITTER』に寄稿していたコラムです。
現在、機関誌『OUTFITTER』は、廃刊となりましたので、WEBにて、コラムを書き続けています。
現在は月1回、1日に更新しています。

第397号 汗をかいて、お金を稼ぎましょう

2024.5.1


あなたは、貯金はいくらぐらいありますか?
あなたは、1か月、いくらぐらいで、生活していますか?
あなたは、この連休、どこかにお出かけになりますか?
そこでいくらぐらい使う予定ですか?
どれくらい、生活にゆとりがありますか?
ゆとりって…人それぞれ違うから「いくらお金があるからゆとりがある」とか「ない」とかは言えませんね。
お金なんてなくても、お米を作って、野菜を作っていれば、普段暮らすにはそれほどお金はかからないし、貯金なんてそんなになくてもゆとりを感じるかもしれませんね。
お金がなくても、毎日、せかせか働かなくていい暮らし方ができる方が、心のゆとりがあると思えるかもしれませんね。
そうは言っても、完全自給自足なんてできませんから、少なからずお金は稼がないといけませんよね。
かくいう私も、少しは働かないといけません。
と、言うわけで、少しだけ、大学で教えたりして、細々とではありますが、お金は稼いでいます。
でも、最近は、必要以上は稼がなくてもいいかな~と…。ちょっとキザですかね。
カッコつけすぎ?
最近ちょっと、でもなぁ~と、思うことがあります。
NISAやiDeCoってご存じですか?
NISAとは少額非課税制度と言います。
即ち、少しのお金なら投資しても、その運用益に税金かけませんよ~っていう制度ですね。
iDeCoは個人方確定拠出年金と言います。
こちらも、投資なのですが、受取るのは60歳から。ですから年金です。
そしてこちらも非課税。
いい制度ですよね~
NISAは少額といっていますが、限度額は大雑把な言い方ですが、年間120万円までで、最大1800万円までです。
そして、iDeCoは職種によって違うようです。
どちらにしても、お金を投資して、のちに、その運用益を非課税で手にすることができるということです。
何が言いたいかというと、手もとにお金がある人。そのお金をすぐに使わなくても暮らしていける人は、そのお金がお金を生んでくれるということです。そして、税金はかからないのです。
でもね…
本当に税金を免除しなくてはいけない人は、汗水流して明日のご飯のために働いている人なのではないでしょうか。
手もとにお金があって、投資に使えて、な~んにもしないでお金が増えた人には、ちゃんと税金払ってもらってもいいんじゃないかな~って、私は思ってしまうのですが、皆さんはどう思いますか?
もちろん、少額から、投資できる仕組みですから、誰でもみんなその仕組みを使えばいいと言われるでしょう。
でも、そんなお金のない人は、たくさんいるんですよね。
政府は取れる税金が取れなくなるのに、こんな制度を進めるのはどうしてでしょうか。
それは、投資してくれる人が増えて、株式市場にお金が入って株価が上がれば、経済全般に好影響が出て、景気が良くなる。
そうなると、まあ、政府の支持率が上がるというわけでしょうね。
まあ、長い目で見ての選挙対策ですね。
しかし、きっと政府は言います。
景気が良くなれば、そんな生活が苦しい人たちの、お給料も上がって生活は楽になると。
今年の春闘で、稀有な賃上げがなされました…が、それは、上場企業大手企業だけです。
中小企業には、その恩恵は回ってこないどころか、賃上げのしわ寄せがジワリと襲ってくるのです。
大手企業の賃上げをするために、下請け企業の納品価格は据え置きとか値下げ要求がされるのです。
いやいや、ちょっと本来話したいことから、わき道にそれてしまいました。
お金にお金を稼がせるような暮らしは、ちょっといけないと思うのです。
みなさん、ちゃんと汗かいてお金稼ぐこと考えませんか?