『ひと月かけてモモの部屋オンライン合宿』

【ひと月かけてモモの部屋オンライン合宿】開催中です。
「なにそれ!?」と言われそうですね。
走林社中の最も大きなプロジェクトである『モモの部屋』の会員が、実際に集まる合宿を、2月14日から3月14日まで、いつ来てもいつ帰ってもいいという形で開催する予定でした。会場は八ヶ岳の我が家。
なぜ〇月〇日から〇月〇日の1泊2日とか、2泊3日とかで開催せず、いつ来てもいつ帰ってもいい合宿などとしたのかというと…

モモの部屋の会員は、活動をオンラインで開催しているので、日本中から参加者がいます。
ですから、〇月〇日から〇月〇日の1泊2日というように日を区切ってしまうと、ほとんどの人が来れなくなってしまうでしょう。
でも「1ヶ月の間で、都合のいいときに来てください」とすれば、何かの仕事で東京に出てきたついでとかで、ご参加いただける可能性が高くなると考えました。

という予定でいたのですが、オミクロン株の蔓延で、躊躇しました。
そこで考えたのは、ここまでオンラインで頑張ってきたのだから、合宿もとことんオンラインでしてみようということでした。
合宿ならば、食事の準備をしたり、一緒に食べたりということもできたでしょうが、残念ながらそういうことはできません。
そこで、1日を4つのセッションで区切りました。
9：30～11：30の第1セッション／13：00～15：00の第2セッション／15：30～17：30の第3セッション／そして、20：00～の懇談セッション、です。
その時間に顔を出せる方にZOOMでお話ししましょうという形にしました。

今日（この原稿を書いているのは2月20日です）で、6日目ですが、実際には18日までは参加者がいませんでしたので、今日で3日目です。

さて、この3日間を実施してみての感想ですが…面白い！です。

話をする内容は、若い方々が、いくつかのテーマをもとに、議論を挑んでくるというスタイルですが、実際にはその根底に、それぞれに聞きたいことが潜んでいるのです。
私の年齢になると、当然、色々な体験を積み重ねてきています。
その体験をもとに、その問いや議論に私なりに答える。共に考えるのです。
これは、とても創造的な活動だと思えます。
そして、場所を問わずどこからでも参加できるので、日本中の方々の問いに答えたり、考えてあげることができるのです。
ここまで話は、セッションごとにYouTubeに保存しました。
きっとこの動画は一昨年行った、52週の冒険にも匹敵するような貴重な動画集になるような気がしています。

参加するモモの部屋の会員の人は、ひとつのセッションだったり、1日中参加してくれて4セッションだったりするのですが、私はもちろん、毎日のように、パソコンの前に座り続け、話し続けなくてはいけません。
毎日、頭をフル回転し、画面を見続けることは、確かに少々厳しいものがあります。
しかし、そうしてまで、オンラインでこのようなことを続けることで、少しでも私の経験を若い人たちに伝え、彼らの役に立つアドバイスすることができるなら、きっとその努力は無駄にはならないと思うのです。
このコロナ禍だからこそ、私たち先達が、そうして努力して、若い人たちを励ますのが務めだと思うのです。
社会が行き詰った時こそ、私たち先達がその豊富な経験をもとに、若い人たちに目指す明かりを灯す努力をするのが役割だと思うからです。

しかし、私も多くのことを学ばせてもらっています。
実は、多くの人が、相談したいことを持っていて、その相談を誰にすればいいかがわからないでいる。そんな人たちに、もっと日常的に相談に乗ってあげることができるといいのではないかと考えています。
もちろん、我が家に訪ねてきて来てくださってもいいと思います。
でも、遠くの人はそう気軽に来れませんね。
そんな時、このオンラインという、コロナ禍で手に入れた手法を有効に使えたらと思います。
とはいえ、相談したいときに、私が相談に乗ってあげることができるようなシステムは、もう少し研究しないといけないとも思います。

このような活動は、皆さんから見ると、ちょっとドン・キホーテのような、荒唐無稽な活動のようかもしれません。
しかし、このような活動が、将来少しでも役に立つのではないか、役に立ってほしいと思っています。
そして、このコロナ禍が収まったならば、モモの部屋の会員の皆さんが実際に集まる『いつ来てもいつ帰ってもいいモモの部屋合宿』を絶対に開催したいと思っています。
その、実際に集まる合宿のイメージ作りにも、このオンライン合宿は役に立っていると思います。
そして「実際に集まる合宿をしたい！」という思いを、より強くさせてくれています。

さあ、明日も9：30から合宿です。テーマは『貧困対策、地域格差』での話題です。
頑張るぞ～！