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コラム『雑記帳』

1983年国際自然大学校設立当初より発刊していた機関誌『OUTFITTER』に寄稿していたコラムです。
現在、機関誌『OUTFITTER』は、廃刊となりましたので、WEBにて、コラムを書き続けています。
現在は月1回、1日に更新しています。

第382号『大掃除から見つけた新しいプログラムの作り方』

2023.2.1

昨年の9月号でリサイクルのお話をしました。
もしよろしければ、もう一度お読みいただければと存じます。
その後、10月2日に父が亡くなりました。
すると今度は実家で形見分けとか、父の遺品の整理が始まりました。
引きずられるように、我が家も少しづつ片付けを続けています。
10月から年末にかけて、葬儀やなんやらで、大掃除もままならなかったこともありますので。
と言うわけで、大掃除を年末にするのはやめました。
大掃除をしない代わりに、まず、大掃除で何をしなくてはいけないかを書き出してみました。
①小さい納戸/②大きい納戸/③物置/④玄関/⑤エアコン/⑥扇風機/⑦ストーブ/⑧窓ふき/⑨すす払い/⑩台所/⑪床拭き…大掃除ではないですが、⑫ベランダのペンキ塗り、こんなところでしょうか。
さて、やらなくてはいけないことはわかりました。って、書き出さなくてもわかりますよね。
でもこれを年末にまとめてするのではなくて、毎月少しづつしていくことにします。ちょうど12項目ですから、月にひとつずつぐらいですかね。
と、言うわけで、1月中に小さい納戸をすることにしました。
実家からの形見分けというか、遺品の整理に伴って、色々なものが届きます。それをしまうことも考えなくてはいけませんから。

と、言うわけで、納戸の片づけを始めてみたら…クリアファイルが色々なところから出てきます。
同じ本が2冊あったり。色々なバインダーも。何に使っていたかわからないようなPC関係のケーブルとか。ソファーや椅子用の小さな座布団も。ついでに色々なところを整理したら、シーツが色々なところから出てきました。

と、言うわけで、想像以上に時間がかかっています。
予定では2日ぐらいでするつもりだったのですが、4日かかってもまだできていません。
でも、1月中になんとかしたいな~と思っています。
1月を過ぎても、まずはしないといけないかな。

こんなところで、こんなことを考えてしまう私はちょっとワーカホリックかもしれませんが、プログラムを作るときもこの方法が使えるかもしれないな~と思いました。

12月28日に納戸、29日に台所、30日に窓ふき、31日玄関とか期限を決めて大掃除プログラムを作った時、28日の1日で、納戸の掃除が終わらなかったら、挫折してしまうのでしょうか。
ないしは1日でできる範囲での納戸の大掃除で手を打つのでしょうね。

でも、1ヵ月とか1年とかでこれだけのことをしようとしておけば、思う存分掃除ができます。納得いくまでできるということです。

これをプログラムに置き換えてみてください。
1日目の午後に野外炊飯、そのあとにナイトゲーム。2日目は午前午後とかけてハイキング、夜はキャンプファイヤー。3日目は片付けをして帰る。という2泊3日の予定をたてたとしましょう。
野外炊飯は、キャンプファイヤーの前に作り終えて食べなくてはいけません。
28日の納戸の掃除と同じで、間に合わなければできる範囲で…ということになるのですね。そうなると、野菜は事前に刻んでいおいてとか、ご飯は炊いておいてということになるのでしょうね。
ナイトハイクをやめて、野外炊飯を続けてはいけないのではないでしょうか。

と言うわけで、プログラムの作り方で、最初の日に子どもたちと、何をしたいか考えて、それをどの順番でするかを決めるというのはいかがでしょう。
2日目に野外炊飯をする。ハイキングにも行けるかな。キャンプファイヤーもしたい。
ハイキングと、野外炊飯はどちらの方が大事?
ハイキングの方がしたいなら、まずハイキングに行きましょう。でも帰ってきて野外炊飯もします。間に合わないときはキャンプファイヤーはやめていいかな。みたいな計画の立て方はいかがでしょう。
ハイキングに時間がかかったら野外炊飯だってしなくていい。
時間割から解放されたプログラムです。
もうすでに実行してる団体もあるかもしれませんね。
ぜひ研究をしてほしいですね。そんなプログラムの子どもの成長も。

…なんて考えていますが、現実には、納戸に山のように父のスーツやワイシャツが積みあがってしまいました。私も弟も、父よりずっと大きいので着ることができません。
どなたか、着てもらえたらうれしいな~と思っています。
近いうちに、チャリティーRに出品しようかな。