
2月26日 第912回 道草寄り道気まぐれラジオ
『高校授業料無償化に物申す』
今日は山がきれいです
富士山も、南アルプス甲斐駒ヶ岳も、八ヶ岳も、一日中すっきり見えています。
晴れやかな天気ですが…
気持ちはちょっと晴れやかではありません。
それはなぜかというと…
高校の授業料無償化が決まったようですね。
まだ詳細はわかりませんが…ほぼほぼ私立高校も無償に近い状況になるのでしょうかね。
反対はしませんが、二つほど、政治家の方に考えてほしいな~と思うことがあります。
ひとつは、以前からお話ししていることなのですが、政治家の人が、教育の無償かという言葉をよく発します。
今、高校の授業料の無償化という、絞り込まれた政策になり少し減りましたが、この教育の無償かという言葉…やめてほしいと思うのです。
正確に言ってほしいのです。
政治家の言う教育の無償化というのは、学校教育の無償化、特に高校教育の無償化ですよね。
それを略して教育の無償化。略さないでほしい。
なぜなら、この教育という言葉には私たちが頑張っている社会教育も含まれているのですよね。
社会教育も無償化にする政策なら大歓迎ですが…
そんな話はおくびにも出ていないのではないでしょうか。
そして、このように、テレビに出る人々が、教育の無償化というと、教育とは学校教育を指すんだと思われてしまいますよね。
教育はすべからく学校で行われると思われてしまう。
違うんだ!…と言いたいです。
なんとか政治家の方にこの叫びが届くといいな~
もうひとつ、高校教育の無償化は、不平等だよな~と思っています。
高校教育は義務教育ではありません。
したがって、高校に行かない子もいます。
ごくわずかではあるかもしれませんが…
高校の授業料を無償化すれば、中学生はみんな高校に進めるでしょうか。
いいえ、進めない子もいます。
授業料がただなら、みんな行けるだろうと、政治家の方は思われているのかもしれませんが、義務教育を終了したら、働いて家にお金を入れてくれないと、我が家はやっていけないという家庭があるのです。
そんな子供たちは、働いて、その給料から、税金を徴収されます。
生活が苦しい子供が、働き税金を納める
その税金で、同じ年齢の子どもが授業料を無償にしてもらう。
釈然としませんよね。
こんなほんのわずかな、貧困家庭は切り捨ててもいいのでしょうか。
決してそんなことがあってはいけないと思っています。
政治家の皆さんはそんな家庭があって、その子たちから税金を搾り取っていることをきちんと認識してください。
このラジオがどなたかの配慮で、政治家の方に届いたらうれしいな~
高等学校は義務教育ではないですよね…
高校に行かずに働く子もいるんですよね。
