日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅲ 自然学校と企業との連携

自然学校は人と自然を繋ぐ役割だけではなく、企業と連携することによって、「人・物・金」が動き、活動の幅が広がります。そこに参加する、子どもたちやスタッフにより良い環境を提供できるような、長く続く仕組みを作っていきます。

「2021年度のまとめ」

2022.3.31

 走林社中2021年度の活動が先日無事に終了いたしました。                                             合わせて、私が担当したプロジェクト「自然学校と企業との連携」も今年度の活動を終了し、次年度へまた動き出そうとしています。                       今月は、先日開催した「プロジェクト報告会」での資料を共有しながら、今年度のまとめをご報告いたします。


まず、何度もお伝えしておりますが本プロジェクトの目的はホームページにも掲載している通り、自然学校がアウトドアメーカーやそれ以外の企業と連携することにより「お金」「物」「人」が動き、参加する子どもたちやスタッフに出来るだけ長く続く、より良い環境を作ることを目的としています。           この大きな目的は次年度も継続して掲げています。


次に、それぞれ細かい成果をお伝えします。まずは、アウトドアメーカーとのプロセールスプログラムです。



登録者数は前年比と大きな変化はなく、継続して登録していただきました。
売上自体は10万円を目標としていましたので、その半分という結果となりました。
ただ、シューズが特徴のメーカーですので、購入内容は一定の成果が出たと思っています。                                        定期的なメール配信も行われており、次年度への準備も行っている最中です。


次に、研究プロジェクトとの共同調査です。これは、私が所属する団体と大阪体育大学との共同研究で、「参加者の保護者とスタッフへのギアアンケート調査」を行いました。プロジェクトリーダーの徳田さんと大阪体育大学の学生さんにご協力いただき調査を進めることができました。                       多くの保護者からは、「どのような装備を購入すべきか分からない」「サイズ展開やカラーバリエーションが少ない」などの意見が寄せられました。                  また、レンタル事業を希望する声もありました。スタッフも同様で、初めて行う野外活動へのイメージが不足していることから、装備内容や購入費用への不安という意見が寄せられました。                                                                      今後はこのアンケート調査を更に発展させて、どのような企業とのコラボレーションが可能なのかを探っていくことになるかと思います。

次に、ひとり親支援事業の報告です。昨年9月から3月までの期間で、延べ90名程の子どもたちが自然体験活動に参加し、その参加費用の一部を寄付金で支援することができました。反響も大きく、複数回参加する子どもいました。
また、装備面ではゴールドウィン社にご提供いただき、ザック・レインウエア・シューズをレンタルすることができました。                           今後は、グリーン期における活動への準備をしてより多くの子どもたちが参加できるような仕組みの構築を目指しています。                       ご支援、ご協力いただき誠にありがとうございました。

最後はジャパンアウトドアリーダーズアワード(JOLA)になります。JOLA2022のオンライン表彰式も無事に終了しました。                           今後は、引き続きアウトドアリーダーの表彰と、「SOLACLUB」というコミュニティを立ち上げて様々な分野の方々を定期的に集まる「場」を作り、社会課題やそれぞれの地域や団体の課題を解決するなどのコミュニケーションの場として運営していければと考えています。

先日の報告会を終えて感じたことは、上記にあげたことや他のプロジェクトがそれぞれ単独で動いてはいますが、実はもっと関係性や繋がりは多くあり、連携していくことが大切だということ。そしてそれが私たちの課題でもあると感じています。

次年度も引き続きコツコツと確実に行動することを個人的なテーマに、進んでいきたいと思います。                                    2021年度もご支援ご協力いただき、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。