日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅲ 自然学校と企業との連携

自然学校は人と自然を繋ぐ役割だけではなく、企業と連携することによって、「人・物・金」が動き、活動の幅が広がります。そこに参加する、子どもたちやスタッフにより良い環境を提供できるような、長く続く仕組みを作っていきます。

「運営スタッフ合宿を終えて感じたこと」

2022.2.8


先日、次年度の走林社中運営スタッフ合宿が行われました。

新しいメンバーを加えての2日間、当初は対面での1泊2日を予定していましたが、コロナウイルス感染拡大の情勢を鑑みて、2日間全てオンラインでの開催としました。文字通り朝から晩までの2日間で、目も頭も疲れましたが充実した時間となりました。次年度のモモの部屋のコンテンツがどう変わるのか、どうぞご期待ください。

さて、合宿の中でプロジェクト毎のミーティングも行われました。内容はと言うと、「今年度のふりかえりと次年度の目標や計画」を事前に立てて、意見交換しながらブラッシュアップさせるという作業でした。
まず、今年度まで継続して動かしている(関わっている)プロジェクトの内容は以下になります。
(1)メーカープロセールス
(2)ギアモニター
(3)商品開発
(4)研究PJとの連携
(5)ひとり親家庭支援事業(JON)
(6)ジャパンアウトドアリーダーズアワード
※それぞれの具体的活動内容はこれまでのブログに掲載してありますので、そちらをご覧ください。

そして、次年度以降に以下の内容が追加になります。
(7)募金PJとの連携
   上記(5)のひとり親家庭支援事業への寄付への動きです。
(8)社会型提案PJの引き継
   アウトドアメーカー以外の企業と連携するために1つにまとめます。
(9)桜井さんから他のメーカーを引き継いでいく
   徐々に動き出すイメージです。

こうして書き出すと多岐に渡るのですが、少し整理してみましょう。
大きく分けると2つに分類されます。

【既に仕組みが出来ているもの】
数年前から動いている各プログラムになります。今後は大きな変化ではなく、その仕組みをどう上手く回していくのか、どのようにプロモーションしていくのかが重要だと考えます。
(1)メーカープロセールス
(2)ギアモニター
(3)商品開発

【新規での企業連携や仕組み作り】
こちらは協力してもらえる企業をどのように探すのか、その具体的な案と仕組み作りが必要なものと考えます。
(4)研究PJとの連携
(5)ひとり親家庭支援事業(JON)
(6)ジャパンアウトドアリーダーズアワード
(7)募金PJとの連携
(8)社会型提案PJの引き継
   
課題としては、以下のようにまとめられるのではないでしょうか。
(1)どのように活動を告知して、認知度あげるのか
(2)寄付金を集める方法
(3)他業種との繋がり方

どんな良い活動をしていても、どんな良い事を考えていても、世の中に認知されなければ内々の物になってしまいます。それでは、何も変わりません。世の中を変えるのであれば、やはり仲間を集めて大きなうねりに変える必要があります。

例えば、ひとり親家庭支援事業を例にあげますと、私自身もそうでしたが始めるまでは貧困家庭のことは深くは理解していませんでした。恥ずかしながら、「他人事」になっていました。しかし、いざ担当して関わってみると、私たちの想像を超えることだという「自分事」として考えられるようになってきました。このことはやはりポイントで、どのような仕掛けをしたら自分事になるのか。その具体的方法をもっと議論をして検討する必要があると、合宿を通して強く感じました。勉強会みたいな取り組みも、活動や実態を知ってもらえるチャンスですし、子どもたちが交通費問題等で参加出来ないであれば、私たち側から「自然体験を届ける」と言った出前方式も活動に関わってくれる人を作るきっかけになるかもしれません。

考えれば考えるほど、やらなくてはいけないことが沢山見えてきました。しかし、合宿のような議論する場というのは、本当に貴重な時間となりました。まだまだ議論は足りませんし、はっきりとした答えがでたわけではありませんが、引き続き止まらないように動いていきたいと思います。

会員の皆さまのお近くに、私たちが行っている活動に協力してくれそうな企業やメーカー、人材がいればぜひご紹介ください。
よろしくお願い致します。

来月は、1年間のまとめと次年度目標を発表したいと思います。