12月6日 第876回 道草寄り道気まぐれラジオ
『いただきます』と『ごちそうさま』
お遍路のことをもう少しお話しさせてください。
お遍路の時は、いろいろな宿に泊まります。
お遍路さん専用というか、お遍路さんのための宿…お遍路宿というのがあります。
これは民宿みたいなものですね。
Wi-Fiは完全完備、洗濯もOK,乾燥機も程完備。
宿によっては、洗濯をしてくれるところもあります。もちろんどれも有料ですけどね。
そのほかに、宿坊というのがあります。
札所のお寺に宿が併殺されているわけです。
だからと言って、お経と唱えるとか、食事も精進料理とかではないのですが…
しかしシンプルな宿であることは間違いないです。
あとは、まれに温泉宿やビジネスホテルが近くにあったりします。
先回のお遍路で、初めの日に泊ったのは宿坊でした。
その宿坊の食堂に、写真のような、額がかかっていました。
ちょっと読んでみますね。
食事作法
食前の言葉
合掌…これは、言うことではなくて、手を合わせるということですね。
そして、
一滴も天地の恵み
一粒も労苦のたまもの
粗末に使えば恩に背き
不足に思えば得を失う
大切に扱い 世の為 人の為
身と心を養わん
いただきます
そして、食後の言葉
まず合掌
そして、
お恵みの食をいただき
心豊かに 力身に充つ
願わくば この身を捧げて
己が業務(つとめ)にいそしみ
誓ってご恩に報えまつらん
ごちそうだまでした
だれの言葉なのか、どこに乗っているのかわからないのですが、この言葉が飾ってありました。
とりあえず、その時の食事では、いただきますと、ごちそうさまで、これを読みました。
少し調べてみたら、仏教でも各宗派でいろいろないただきますごちそうさまの言葉があるようです。
考えてみれば、クリスチャンの人などは、毎食これと同じようなことしますよね。
とっても自然に
こういうこと、小さい時から唱えていたら、その人の生き方変わってくるかもしれませんね。
もう少しお遍路でのこと話させてください
宿坊で食堂にこの額がかかっていました。