日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

Ⅱ 政策提言

子ども達の未来は、今どんな教育をなされているかで変わってきます。戦後100年の2045年を構想したときに、今なされるべき教育について、政策の視点からアプローチするのが政策提言プロジェクトです。自然体験推進法の立法を目指します。

6月13日に笠ひろふみ議員の政経懇話会に参加しました。

2022.6.14


ゲストスピーカーは鈴木寛氏(慶應義塾大学教授)

政策提言プロジェクトの一環で笠ひろふみ議員の政経懇話会に参加しました。
※笠ひろふみ議員のプロフィール

笠ひろふみ議員は、自然体験活動推進協議会の前会長で、今は幹事長をしていただいている方です。

政経懇話会というのは、国会議員が主宰するゲストスピーカーを呼んだ講演会で、3ヶ月に一度くらいのペースで実施をされています。
国会議員がランチタイムに実施するので、議員会館の近くのホテルなどで行われます。
そのため、お昼ご飯にホテルのお弁当などがついていて、それを食べた後に講演会がついているという形です。
今回は、元文部科学副大臣の鈴木寛氏(慶應義塾大学教授)が登壇されました。

※鈴木寛氏のプロフィール

テーマは「教育・人材立国に向けた課題」。

結論から言うと、お話はとても興味深く、勉強になりました。
テーマとして取り上げていたのは「教育国債」について。
今年の参院選の注目ワードとしても、ニュースになったりもしています。

また、私も参加している教育立国推進協議会でも、教育国債の議論がなされているのでホットワードなのは間違いありません。
※参議院選の各党のマニュフェストでも取り上げられています。
立憲民主党 2022特設サイト
国民民主党 HP
※ここで面白いのが、政権与党の自民党は参院選に向けて教育国債などの話は触れにくいとのこと。(与党は書いたらやらなくてはいけないから)


ただ、私が一番印象に残った話は違ったところにありました。
それは、鈴木氏が感銘を受けた出来事の話です。

松下村塾に感銘

鈴木氏は、松下村塾に感銘を受け、それもあって「すずかんゼミ」をしているという話が一番印象に残りました。
松下村塾とは
すずかんゼミとは

走林社中は、亀山社中にインスパイアされてその名前をつけているので、親近感が湧いたのもあります。
亀山社中とは

当時の先達は私塾を開き若い門徒に教えを広げており、今の走林社中に重なるものがあります。
鈴木氏も、すずかんゼミとして多くの優秀な人材を輩出していると話していました。
走林社中も、同じく志のある若手プロデューサーを育成し、より良い未来に向けて動いていきたい、そんな思いにさせられた時間でした。


最後に、
鈴木氏が政治家を志したとき、「コンクリートから人へ」をスローガンに政局を戦い、そして忖度せずに炎上までして施策を推進したと話していました。
失われた20年間で教育に投資をしなかったことが、最大の失敗だと述べていましたが、
私たちは、自分の子どもの孫の孫の世代まで、思いを馳せて教育への投資を続けていきたいと思います。