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Ⅱ 政策提言

子ども達の未来は、今どんな教育をなされているかで変わってきます。戦後100年の2045年を構想したときに、今なされるべき教育について、政策の視点からアプローチするのが政策提言プロジェクトです。自然体験推進法の立法を目指します。

自然体験活動推進議員連盟ってなんだ?

2021.9.15



「自然体験活動推進議員連盟ってなんだ?」と思われる方が、多いと思います。

そもそも、「政策提言って自然体験活動に必要なのか?」という突っ込みもありそうです。


ここでは、議連や政策提言について、少し説明したいと思います。

4月2日のブログの「政策提言プロジェクトってなんだ?」にも記載しましたが、

少し硬い文面になっておりますので、ここでは私自身のこれまでの活動内容やそこで感じた必要性について、述べていきます。


まず、自然体験活動推進議員連盟についてです。

これは、国会議員が参加する議員の有志の勉強会のようなものです。

こういった議員連盟(通称:議連)は、数多くあり、国会議員は掛け持ちをしながらたくさんの議連に参加しています。

我々の活動に近い議連で言うと、

・NPO議員連盟

・子どもの貧困対策推進議員連盟

・子供の未来を考える議員連盟

・森林体験学習・山村留学推進議員連盟

・ボーイスカウト振興国会議員連盟

などである。

例えば、子どもの貧困対策推進議員連盟だったらば、

貧困問題に精力的な議員や、そこに関わる業界団体や支援団体、NPO団体、企業などが参画し、勉強会などを組織します。

これらのように、自然体験活動推進議員連盟も自然体験に興味関心のある議員が参加をして、組織されています。

また、この議連は固定された政党なのか、それを越えた超党派なのか、でその中の人事(会長、幹事長、顧問)などもバランスがとられているようです。


自然体験活動推進議員連盟は、超党派なので様々な党派の国会議員が参画をしていて、20名ほどの方が所属しており、

その中には、皆さんがよくニュースで名前を聞くような国会議員の所属しています。

政策提言プロジェクトでは、最近だとコロナ禍における自然体験活動業界への影響などを訴えに、議員会館を回っていた時には、

これらの議員や興味関心を示してくれる議員、つながりのある議員などのもとを回り、窮状を伝えていました。


その窮状を伝えたからどうなるのか?と言われると、すぐに何か意見を反映されるわけではないのが現状ですが、

「この自治体の○○さんに話してみては?」「○○議員を紹介します」など、親身になって話を聞いてくれる方もいるのも事実です。


そうしたことによって、

各政党の政策提言に反映されたり、各省庁へ意見を上げることにつながったりという動きにつながってきます。

地道な作業ではありますが、少しずつこういった動きをしていくのが、政策提言プロジェクトチームの一つの動きでもあります。


ただ、これだけが本来のやるべきタスクではなく、「政策提言をしていくこと」が本来の役割です。

これらは、業界団体や学会とも連携をしてその流れを作れればと思っていますが、

現状は各業界(JONやCONEやJEEFの集まり、ボーイスカウトやYMCAなどの集まり、その他体験活動の集まり)でそれぞれで動いているのが現状です。

ここは、体験活動業界が一体となって動く必要性と、自然体験活動を行う団体が集って共同声明を出す必要性があると感じています。


個の力ではなく、集の力で、声を上げていく、そんな動きを政策提言プロジェクトでは推進できればと思います。



政策提言プロジェクトリーダー

小澤