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Ⅷ 募金

より多くの人に、小さな寄付をお願いする街頭募金がこのコロナ禍でできなくなってしまいました。しかし、そのような篤志こそ大切なものだと考えています。多くの人が気軽に募金できるシステムを作ることができないかを研究していきます。

想いを大切にする為に

2021.6.28

走林社中では、現在、日本全国の自然学校を中心に構成されるネットワーク団体と連携を取り、とあるプロジェクトを支援することを計画しています。


そして、その支援の1つとして「募金」を考えています。来るべき時が来ましたら、様々な方法で皆さんにもお伝えしますので、是非、ご協力ください。


募金の方法は、スマートフォン決裁を利用した送金システムを検討しています。

その一番の目的は、第1回目にも書いた通り「皆さんの想いを大事にしたい」からです。


ワクチン接種が進んでいるとはいえ、まだまだ対面で会う事が難しい世の中です。

むしろ、移動の時間・費用を考えるとリモートという手段は、これからも重宝されるかもしれません。

となると、街頭募金のようなface to faceでのやりとりは実現がしにくいと思います。


それでは、どのようにすれば「皆さんの想い」の表現の1つである「お金」を相手に届けることが出来るでしょうか?

すぐに思い付くのが「銀行振込」だと思います。「現金書留」という方法も確実ですね。しかし、いずれにしても手数料が発生します。


私も、つい先日、どうしても長らく会えない友人にお祝いの気持ちを現金書留で送りました。

現金書留封筒代、通常の郵便代、更に現金書留料。

もちろん、大事なお金を相手に確実に届ける為に郵便屋さんも頑張ってくれますので、当然の費用なのですが、馬鹿にはなりません。

そして、先述の銀行振込。こちらもインターネットバンキングの普及により、手軽にかつ、手数料無料にて実行することが出来ます。

特にメガバンクでは、コスト削減の為に支店数を大幅に減らし、インターネットでのやり取りを推奨しています。そのキャンペーンの一環で同一グループ内の振込手数料などを無料にしている例も有ります。それでもやはり、振込先が他グループであれば、大なり小なり手数料が発生してしまいます。


もちろん、手数料が悪いわけでは有りません。

サービスに対する立派な対価であり、その世界に従事する方にとっては貴重な財源となります。


ただし、「募金」という状況においては、いかがでしょうか。

お金を集める主催者の様々な取り組みの心意気に賛同し、後押ししようという想いの現われが「募金」です。

そして、その金額は、人それぞれです。場合によってはポケットに入っている小銭を募金箱に入れる事も有ると思います。小さなお子さんが、日々のお小遣いから捻出することもあると思います。


しかし、残念ながら、前述のように、今はお金を相手に届けようと思ったらその気持ちと同等、またはそれ以上の手数料が発生することが多々あります。くどい言い方ですが、手数料が悪いのでは無いのです。でも、想いを届ける行為に足かせがかかってしまう気がするのです。


その足かせを外す1つのきっかけになる。そんな期待を込めて「スマートフォン決裁を利用した送金システム」を皆さんに提案していきたいと考えています。

冒頭でお話しした、ネットワーク団体への支援が動き出したら、皆さんにご提案したいと思っています。