日本を、支える人材、けん引する人材、を育てる

募金 (アーカイブ)

より多くの人に、小さな寄付をお願いする街頭募金がこのコロナ禍でできなくなってしまいました。しかし、そのような篤志こそ大切なものだと考えています。多くの人が気軽に募金できるシステムを作ることができないかを研究していきます。

体験の格差を無くす為に

2021.8.5


皆様、東京2020オリンピックに向けて盛り上がっていますでしょうか?
日本勢の活躍、特に若い方の活躍には目を見張るものがありますね。
そして、それと同時に止まらない新型コロナウイルス感染症感染者数の増加傾向。
我々は、何をすべきなのか?本当に毎日毎日考えさせられる日々です。


もちろん、私が所属する国際自然大学校では「体験を止めない」をテーマに、子ども達向けの夏キャンプを予定通り実施しています。私自身は、キャンプの現場には出ていませんが、キャンプ集合場所の受付のお手伝いに出向いたり、事務所にかかってくる問い合わせの電話対応などに勤しんでいます。

前述の通り、私の団体が位置する東京都の感染者数が増える度に「キャンセル者は出ないだろうか?」と不安に思います。しかし、キャンプに申し込まれている方は、感染者数の増加傾向にはあまり動じていないように感じます。

もちろん、新型コロナウイルスを軽視している訳ではなく、「我々の団体を信頼してくれている」そして「子ども達の自然体験の必要性を強く強く感じている。」そういったように感じます。
本当に有難い事ですし、襟元を正せる思いです。現場には出ませんが、現場に出ている皆に想いを馳せて、毎日バックヤードの仕事を行いたいと思います。


そして、モモの部屋に登録している皆さんにもご支援、ご賛同頂いている「ひとり親家庭支援事業」の大切さを強く感じております。我々民間団体としては、体験の場を提供する側にも生活が有る故、体験の場を提供する為には、それなりのお金がかかってしまいます。

したがって裕福な家庭の子ども達の方が体験をしやすく、そうでない家庭の子ども達は体験しにくい状況が生まれてしまいます。いわゆる「体験の格差」が発生してしまいます。そして「ひとり親家庭」の貧困率はとても高く、体験不足が危惧されています。そんな体験不足に歯止めをかけるきっかけが「ひとり親家庭支援事業」だと思います。

以前も書かせて頂きましたが、募金にとって大事な事は「募金に協力すること」と同じくらい「募金の存在を知らしめること」が大事だと思います。改めて是非、周りに皆さんにも拡散頂ければ幸いだと思います。どうぞよろしくお願い致します。


募金プロジェクト担当 関口 千尋